俳風三麗花

戦争の足音が聞こえ、だんだん厳しくなってくる昭和初期の俳句の句会を
舞台に、若い女性3人を主人公とした、連作短編集です。
著者は先日読んだ「櫻川イワンの恋」の三田完。

句会という全く馴染みのない世界でしたが、俳句の奥深さ、句会の面白さに
引き込まれます。作品の良い悪いはなかなかピント来ないところがあります
が、言葉を選んでいく中で随分と句が変わることに驚かされます。

粋を感じさせる、上質な肌触りの小説です。

 

今日は、地震の後は台風か、と身構えたのですが、
(身構えても何も出来ませんが)、天気は崩れず、
青空がのぞきました。

台風はこちらに寄らずに行ってくれたようです。

明日からまた暑くなりそうですが、とりあえず
よかった。

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