日曜日の野川公園の朝。
猫のあたり日でした。
本のタイトルよりも著者名がずっと大きくアピールしている本。
心理学から、経済学へつながる、行動経済学という新たなジャンルを切り開いた、2人のイスラエル人、ダニエル・カーネマンと、エイモス・トヴェルスキー。彼ら2人の友情と葛藤を丹念に辿っていったノンフィクションです。
生まれたイスラエルという若き国家での軍隊での経験から、人間の判断に興味を持った常に自分は間違っていると思っていたダニエルと、落下傘部隊に志願して常に自信満々のエイモスが友情で結ばれ、人間の「思い込み」による誤りがなぜ発生するのか、について実験を繰り返していきます。
タイトルは「かくて行動経済学は生まれり」ですが、行動経済学が中心ではなく、あくまでも2人の関係についての物語です。勿論行動経済学の始まりについてもよく分かります。
導入部のNBAのスカウトの話ももう少し読みたかったなあ。
悪とされて世界中で駆除対象となっている「外来種」が本当に
生物の多様性を損ない、外来種の駆除が出来るのか、ということを
説明した英国の生物学者の本。
1.外来種のよる侵入が生物多様性を損ない、生態系の機能を失わせる
2.外来種は多額の損害を与える
3.悪いのはいつも外来種
4.外来種はわたしたちをねらって野をうろついている
5.外来種は悪者、在来種はいい者
という「外来種の神話」が実は(必ずしも)正しくない、ということを
実証していきます。
外来種が在来種を駆逐しているように見えるが、
実際は生存環境の変化に外来種が適用したに過ぎず、
外来種を駆除しても(そのままでは)元に戻ることはなく、
そもそも駆除すること自体が費用対効果の観点及び
実行性の問題があり非常に困難、という立場です。
いつからいたら「在来」なのかという定義が非常に曖昧であり、
科学的な定義は難しい、というのはその通りです。
科学的な問題ではなく、価値観の問題だと思っています。
原題は「Where Do Camels Belong?」。
本書の冒頭に書かれている、在来種の定義の曖昧さを喚起する
意外性のある、いい題名なのですが、
邦題がこんなベタな名前になってしまったのが、とても残念。
陸の王者ではなく、陸王。
ランニングシューズのブランドの名前です。
足袋屋さんが新規事業として、ランニングシューズに
チャレンジしてく、池井戸の中小企業チャレンジもの。
世界的メーカーの担当者がいかにも敵役という形で、
いやらしく邪魔をして盛り上げてくれます。
驚くような展開はありませんが、ちゃんと盛り上げて
最後は大団円、という安心の池井戸作品で、あっという間に
読めてしまいます。
舞台は江戸時代ですが、主人公の職業は今でいう介護士。
「考」が美徳とされた江戸時代ですが、その時代でも必要とされた
職業介護人。職業と割り切ってやるのか、本人のために踏み込んで
いくのか、という今にも通じる物語です。
土曜日は浜スタ。
内野のネットがなくて、見やすくてきれいな球場です。
(来年から内野のネットが出来るようなので、ちょっと残念ですが。)
親会社が変わってから球団経営が熱心です。
浜スタではやはりクラフトビール。
ベイスターズラガーとベイスターズエール。
久し振りに堂林が1軍に上がってきました。
歓声も多く人気者です。
代打では残念ながら三振。
どうも堂林が出ると、出来の悪い(失礼!)息子を持つ親の気分です。
試合は丸が先制したものの、薮田が初回ヒットを打たれまくり。
どうなることやらと思いましたが、新井さんのタイムリー等で逆転。
バティスタも守備で活躍した後に大きな2ラン!
去年から、ハマスタ観戦は負けなしです。
アニコムから花が届きました。
気持ちが暖かくなりました。
ロボは皮膚が弱くて、よく病院にかかっていました。
急に食欲が無くなって、手術をしたらお腹に桃の種が詰まっていた
こともありました。
最後に手術も2回したし、アニコムにはよくお世話になりました。
前の犬の時も花を送ってくれました。
解約すると花を送る、という、不思議なビジネスです。