日曜日は深大寺そばまつりの後に、すぐ近くの神代植物公園へ。
入るのは久しぶり。夏はあまり入る気がしないからかな。
入ったところにボランティアの人が説明してくれた、色とりどりの木の実。
並べると色んな色と香り。
カエデ園は今が見頃。
巨大な温室。
ラン、ラン、ラン。
色、形態ともに、バラエティに富んでいます。
これはチョコレートの匂いがするラン。
こちらはベゴニア。
寒そうな冬の空です。
西鶴の盲目の娘おあい。おあいの立場から西鶴を描いた時代小説。
妻を亡くし、娘と暮らす西鶴。娘の立場から見た西鶴は、自分勝手で自己主張の強い嫌な奴。
それが他の人を知ることによって、父親の見方が変わってくる、家族小説でもあり、
親娘の生活をずっと読んでいたい気にさせられます。
同じ著者の「すかたん」は大阪が舞台の時代小説。
夫を亡くした江戸っ子の知里が老舗の青物問屋に女中奉公。
そこの若旦那と...という、ストーリーは想像がつくお話しですが、
季節感や食べ物の描写、キャラ作りがよく、テンポよく読めます。
「季節の中で風がいちばんうまいのは、夏の初めだ。」
とカッコイイ文章で始まる「ちゃんちゃら」の主人公は
元浮浪児の千駄木の庭師。
ミステリー仕立ての展開に、「作庭」の奥深さが
深みを与えています。