もうすぐ誕生日

12月で3歳になります。
早くもカードが届きました。飼い主よりも人気があります。

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光速で飛んできてくれ

英国の指揮者が、ウィルス性の脳炎により海馬が破壊され、短期記憶だけではなく、長期記憶も失われ、「7秒しか記憶がもたなく」なったノンフィクションです。著者は音楽家の妻です。病気に至るまでの幸せな日々から、すさまじい闘病生活を描いています。
46歳のクライブは、目が覚めると質問します。
「僕が病気になってからどれくらい経った?」
「九週間!ぼくには何も聞こえなかった。何も見えなかった。何も触れなかったし、何のにおいもしなかった。まるで死人だ。まるで死人だということはどうゆうことか。それは誰にも分からない。それで、どれくらい経ったのかな?」
「九週間・・・・ぼくには何も聞こえなかった ・・・・・・」

というエンドレスゲームです。知性はありますが記憶がないため、クライブにとっては、その間は意識がない=存在しない、ということと同じことになります。
本人は一瞬の世界に閉じ込められ、苦しみますが、回りも大変です。筆者は、「時間が空いたときに一番したかったのは、ぬかるんだ岸に石のごとくばったり倒れこみ、土に埋もれて大声で叫ぶことだった」と、介護に疲れながら、前に向かって進みます。

精神障害ではない後天的な脳損傷に苦しむ患者をきちんとリハビリしてくれる医療施設はなく、筆者は受け入れてくれる病院を探し、クライブを同じような患者を救うために、組織を立ち上げます。ドキュメンタリー番組の作成、行政への働きかけと走り回ります。

記憶がないクライブは妻だけはいつも認識し、愛情は変わりません。

午後4時3分  初めて目覚めた。最初に考えたこと - すぐに飛んできてくれ、ダーリン!
     19分 真に、同前。最初に考えたこと - すぐに飛んできてくれ、ダーリン!
     21分 すっかり、同前。最初に考えたこと - すぐに飛んできてくれ、ダーリン!
     30分 完全に、同前。考えたこと - 光速でに飛んできてくれ、D!
     33分 まちがいなく、同前。初めて意識的な散歩をした。すぐに飛んできてくれ、ダーリン!
     35分  このうえなく、同前。最初に考えたこと - すぐに飛んできてくれ、ダーリン!
     50分 驚くほど、同前。最初に考えたこと - すぐに飛んできてくれ、ダーリン!
     59分 徹底的に、同前。最初に考えたこと - すぐに飛んできてくれ、ダーリン!
   5時 8分 まちがいなく、同前。最初に考えたこと - すぐに飛んできてくれ、ダーリン!

    ・・・・・・

ぼろぼろになりながら、組織を立ち上げ、理想的な医療施設で夫を見てもらうまでたどり着き、新しい人生を踏み出そうと
するところが、著者の強いところです。やるべきことはきちんとやり、その上で自分の人生を生きていく、というのは日本人
にはなかなか真似できないメンタリティかもしれません。

著者は一度離婚しますが、結局戻って来ます。副題にある「奇跡の回復を遂げる」というほどに病状は回復するまでには
至りませんが、妻を存在理由として、落ち着いて生きていく姿は感動的です。

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全日本ゆるキャラ公式ガイドブック

2004年に出されたゆるキャラ大図鑑から5年、改訂版として出された
公式ガイドブックです。(何が公式なのかは謎ですが。)

厳選ゆるキャラ 100体 + new comer 80 体の合計180体が紹介されています。

トップを飾るのはゆるキャラ界のスーパースターひこにゃん。
ゆるキャラ界を「ひこにゃん以前」と「ひこにゃん以降」に区分してしまう
ほどの存在です。

豊富な写真とMJの文章で、一家に一冊は常備しておきたい本です。

これはゆるキャラ好きの友人からもらったお土産。
右側がスーパースターひこにゃん。
左側はマイナーな岡山放送のOHくんです。
やっぱりひこにゃんで喧嘩するかな、
と思ったら、上の子が譲ってくれました。
OHくん、筆箱のファスナーについて学校に通
っています。

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蛇と亀

昨日とは一転、えらく寒い日になりました。空も曇って雪でも降りそうな気配です。

先日HBMで買った蛇(国後青大将)を見に友人宅に。

名前はマウナ(♂)とモアナ(♀)。
モアナは脱皮準備ということで、マウナを
ハンドリング。進んでいく方向に手を持っていきます。

すべすべとした肌触りで、尻尾までちゃんと動きます。
(当たり前だけど。)

後ろでアピールしているのは、サルヴィンオオニオイガメのラスカル。

頭が大きく、水槽の中でよく泳いでいます。
先月に採集したザリガニも、ようやく捕まえられるように
なったようです。
顔はごっついですが、ユーモラスな:動きで見ていると
飽きません。

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確信力の経営学

好調、不調の波を続ける違いは何か、それは「確信」である、ということをスポーツ界、企業の例から論じた本です。勝利を続けるチーム、企業から、確信の3つの段階を抽出します。
 1. 自己に対する確信ー高い期待という感情的傾向
  2. お互いに対する確信-ポジティブ、協力的、チーム中心の行動
  3. システムに対する確信-説明責任accountability、共同作業collaboration、革新innovation
                  を強化する組織全体の構造と日常の手順
このループにより、勝利のムード、成功を取り巻くポジティブな感情的傾向を作り、お互いの親和力を生み出します。
確信を作るための行動は次の3つで、これがこの本の機軸となっています。

1. accountability 人々は情報を共有し、責任を負いたいと思う。隠すものは何も無い。彼らは反響や自己改善を求める。自分たちが真剣に取り組 んでいると感じるので、ますますコミュニケーションを増やし、質の高い決断を下す。高い向上心を抱き、高い水準に合わせるために互いを尊重する。弁解を避 け、他社を非難する前に自己分析を試みる。

2. collaboration 人々は共に働きたいと思う。相互を惹き付ける魅力は高く、個人間の絆は強く、互いを知ろうとさまざまな場面で時間を費やすの で、協力関係は多面的である。助力は惜しまず、自分より前に出るチャンスを相手に与える、帰属意識を感じ、ひとからの支持にも快く感じる。

3. initiative 人びとは自分のやることが重要で、結果に大きな影響を与えられると感じるので、進んでアイディアや提案を提供する。成功への段階から、さらなる努力をつぎ 込み、プレッシャーのかかる中で行動し続けるエネルギーが生み出される。人々がイニシアティブを取り、その結果として向上と確信が実現する。

      accountability → collaboration → initiative という流れです。

こ こで分析されるのは、スポーツ(ノースカロライナ大女子サッカー”ターヒルズ”、コネチカット大女子バスケ"ハスキーズ"、マイアミ大学”ハリケーン ズ””、フィラデルフィアイーグルス)から、企業(トルコのギャランティ銀行、シーゲイト、ジレット、BBC)から、ネルソンマンデラまで多岐に渡り、そ れぞれの中のリーダーシップによる勝利(あるいは復活)までの流れを分析します。
後半は、無理やりこの3段階に当てはめている感じもしなくはありませんが。

著者はコンサルタントだけあって、3つ挙げるのが好きで、リーダーの仕事(=確信を伝えること)のポイント、義務も3つです。

仕事:ビジョンを採り入れ(メッセージの力)、例証し(模範の力)、構築する(メカニズムの力)
義務: 1 個人及びシステムのアカウンタビリティの確立
                 単刀直入な発言を促す、期待を明確に伝える、情報を分かりやすくし、入手しやすくする
           2 相互の敬意、コミュニケーション、コラボレーションを高める
                 協力的な会話を構築する、敬意と一体性を強化する、成功の共通目標と集団的定義を明確にする
           3 イニシアティブ、イマジネーション、イノベーションを促す
                  新しいアイデアのルートを切り開く、人々をその仕事のエキスパートとして扱う、
        小さな勝利や草の根レベルのイノベーションを奨励する

最後に個人レベル(敗北からいかに復活していくか)にも言及しており、ここもポイントは同じです。
 1 個人のアカウンタビリティの精神 -さらに深く探求し、根源を突き止め、一層の努力をする
  2 個人的なコラボレーションの精神 -手を伸ばし、引き寄せ、支援を求める
  3 個人的なイニシアティブの精神 -到達可能な段階を見つけ、コントロールできることに集中する

言いたい形が何度も繰り返されるので頭に入りやすい本です。いっそパワポの資料に肉付けしたような本です。ただその肉付け部分が豊富でバラエティに富んでいるので、読んでいて退屈はしません。

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まだ金曜日

今朝ラジオを聞いたら、土曜日の筈なのに何故J-wave では別所哲也がしゃべっているんだろう、ジョンカビラでも
ないし...もしかしたら、今日はまだ土曜日じゃない...

という夢を見ました。それで目が覚めてラジオをつけると、ジョンカビラで、やっぱりまだ金曜日でした。
朝はがっかり、でもようやく金曜日も終わりに近づき、明日は起きたらはちゃんと土曜日の筈です。

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