営巣はじめ

今年は営巣が遅かった井の頭池のカイツブリ。
ようやくあちこちで盛んになってきました。


せっせと巣材を運びます。
巣を作って、餌をとってと、忙しく動いています。

七井橋のカワウの巣は約10個。
雛もあちこちで顔をだしています。

巣の下は糞除けのテントがはってあり、水族館のペンギン水槽のような
生臭さが漂います。

水鳥は少な目。
カルガモもこの時期は別のところで子育てしているのか、
数が減っています。

池に捨てられていたポケモンカード。

可哀そうなヘラクロスとガマガル。

罠はじめ

今年度もザリガニ防除活動が始まりました。
4月の後半から罠の設置が始まりました。

土曜日は罠の設置と月に一度の張網モニタリング。

曇り空ですが、寒さは感じない池の水。

張網の場所は、弁天池、お茶の水池がそれぞれ3か所。
ボート池は1か所あります。


ボート池の張網の大量スジエビ。
数えたら約600匹でした。
モツゴは一桁。

弁天池のきれいなモツゴ達。
真ん中に小さなくるんと丸まった尻尾の茶色い個体。


くるんとした尻尾のかわいいヒキガエルの子です。
金色に輝いています。

これから尻尾が吸収されて、上陸。
上陸した後は、真っ黒なちびガエルになります。

弁天池に浮いていた切れ藻。


左がツツイトモで、右がコカナダモ。
浮いているのはツツイトモが多いので、今年はちょっと期待できるかな。

組み立てたザリガニボックスたち。

今年度もお世話になります。

カメ三昧

4月の井の頭池のウォッチングツアーはカメ。
幸い、よく晴れてカメ日和になりました。

七井橋付近ではイシガメがあちこちに。
一番よくみられる、水生物園側の木食いにお尻を向けた1頭。

こちらは、反対側の浅場の木杭の上に。
よく見ないと分かりません。

ちょっと離れた木杭にも。

全部で4頭。

浅場には、今年生まれのスッポン。

幸か不幸か、外来のアカミミは姿を見せず。
在来ガメ堪能のツアーになりました。

カワウ増

新年度最初の井の頭池の水鳥調査。

七井橋たもとのラクウショウにはカワウの巣が増えました。
今は全部で10個ほど。
下の糞害エリアも広がりました。

長い枝を運ぶカワウ。

自分の体よりも長い枝も器用に運びます。

冬鳥はいなくなりました。
去年はオオバンがひとつがい残って繁殖したのですが、
今年もしてくれるかどうか。

今年はカイツブリの営巣が遅め。
まだ見当たりません。

日差しが強くなり、カメの日向ぼっこも目立つようになりました。
七井橋たもとの杭の上はイシガメスポット。

ボート池下流には、去年からいる大き目のアカミミのお気に入りスポット。
遠くからも、甲羅がてかてか光ってよく見えます。

アカミミは警戒心が強く、素早いので、なかなか捕まえられません。

肉食系

毎月1度の井の頭池の張網モニタリング。

水温は随分下がり、12から13度。
いつもはボート池やお茶の水池の方が水温が高いのですが、
冬場は地下水からの湧き水がある弁天池の方が若干水温が高くなります。

張網には、モツゴ、スジエビ、テナガエビ。

あと、大きなウキゴリも入りました。
頭の先から、尻びれの先までで11cm。

指を顔に近づけると、口を大きく開けて威嚇します。

ちびっこですが、肉食魚です。

みせじまい

11月の最初の土曜日。
今日でザリガニ罠は引き上げです。

紅葉はまだですが、黄色い葉が水によく映えます。


弁天池の最後の罠上げ。

このサイズのギンブナは久しぶりです。
小鮒はよく入ったり、水面に群れているのを見かけます。

そこそこの大きさのきれいなナマズ。
ぴちぴちと元気に飛び跳ねます。

ザリガニ罠の中。
最後にしては、よく入ります。
弁天様の周りは、土台が蛇篭で補修されているので、ザリガニの
いい住処になっているのでしょう。

弁天様の周りはいい色になっています。

ザリガニ罠は四角いので、積み上げ可能。
大きなプラスチックケースに積んで回収です。

ずっと池の中にあったので、結構汚れていました。
よーく洗って、来年までお休みです。

お疲れさまでした。

プチ子離れ

今年井の頭池で繁殖したオオバン親子。
親2羽、雛2羽の仲良し。

4羽で行動しているのをよく見かけました。

これはお気に入りの七井橋近くの水中に倒れこんだ枝に並んでいるところ。

弁天池の下流はコカナダモが多いので、もりもり食べています。

いつも4羽でいたのに、土曜日の鳥調査では、雛だけ。
2羽の雛も離れ離れで活動中。

親よりもちょっとスマートな体型。
羽も大きく、広げると印象が変わります。

よちよちと、歩くのはあまり得意ではありません。

バランスを取りながら、恐る恐る進みます。

雛も随分大きくなったので、親離れかなと思ったのですが、
後でみると、離れたところにいました。

まだ、プチ子離れといったところでしょうか。

油はじめ

7月の鳥調査。
7、8月は開始時間が1時間早くなったので、6時半開始。
曇っているものの、湿度が高く蒸し暑い土曜日。

羽化したてのアブラゼミ。
羽の茶色がだんだんと濃くなっていくところ。

カイツブリは抱卵中は少なくなりましたが、まだちらほら見かけます。

こちらは子育て中。
小さなザリガニを捕まえて、雛に与えます。

ボート乗り場は改装中で、12月までは休止。
スワンもカバーでおおわれています。

どろミドロ

5月の井の頭のお茶の水池。
濃い緑でまあるいアオミドロ。

持ち上げると、意外をボリュームがあって、とてつもない腐敗臭。
手に臭いが染みつくので、素早く処理しないと大変です。

遮光籠のおなじみのスッポン。

まだ小さく、おなかもオレンジがかっています。
これくらいの大きさなら噛まれても大丈夫です。

テナガエビも多め。
唐揚げにするとおいしそうないいサイズ。

ハサミを伸ばした姿はほれぼれします。
ただ、生活しづらくないのか、とちょっと心配になりますが。

アメリカザリガニは相変わらずです。

6月1日からアメリカザリガニとアカミミガメの規制が始まります。
条件付き特定外来生物。
家で買うのは大丈夫ですが、野外に放つのは禁止。

ただ、規制が始まったからといって、数が減る訳ではないので、
長期的な取り組みが必要です。

子育て中

土曜日は昭和の日。
朝からよく晴れました。

4月2回目の井の頭池の水鳥調査。

七井橋ふもとのラクウショウはカワウが絶賛営巣中です。
巣は7つ。

巣の中には雛の姿が見えます。
かなり大きくなってきています。

カイツブリもあちこちで営巣してます。
一番早く生まれているのは、弁天池の土管の巣。

朝は雛が背中に隠れています。

七井橋付近の巣はアオミドロ主体でちょっと頼りなく、
心配になります。

あちこちで巣作り。
こちらはまだこれからです。

井の頭池でよくみられるカメはイシガメとスッポン。
いつもイシガメがいるのは、七井橋の水生物園側の杭の上。

手前に一匹。

奥には2匹。

アカミミを見ることが少ない、貴重な水辺です。

なま4

土曜日は弁天池の罠上げ。

金曜日までは初夏のように暑い日が続いていたのですが、
土曜日曇って朝から気温も低く、ひんやり。

弁天池のザリ装置。
ザリ装置は入り口が小さめ。

入っているのは、ザリガニ、スジエビ、ヌカエビ、ウキゴリ、クロダハゼ、モツゴ。

遮光籠は入り口が大きいので、ナマズやカメも入ります。
最初に上げた遮光籠には、ナマズが4匹入っていました。
それほど巨大ではありませんが、いいサイズです。

今年もザリガニは元気に育っています。

これは大き目の2匹。

月に1度の張網モニタリングです。
弁天池は2か所に張網を設置。

春はモツゴの産卵時期なので、モツゴの大群が入ることもありますが、
今回はそこそこ。

元気すぎて、穴を繕ったばかりの張網を破ろうとしているギンブナ。
ここまで頭を突っ込むのは結構力が要ります。

相変わらずザリガニは減りません。
去年よりも若く、小さいザリガニも多く、順調(?)に
世代交代が進んでいる印象です。

弁天橋の上流にたまったアオミドロ。
日に照らされて、だんだん腐敗し、悪臭を放ちます。

戻るついでにフローターで集めて除去。
去年の夏は、底から生えていたコカナダモとミドロがからみついて
除去も大変だったのですが、いまはまだコカナダモが伸びていないので
簡単に集められます。

ボート池で遮光籠にはいっていたカメたち。
イシガメとクサガメ。

イシガメはよく罠に入り、日向ぼっこしている姿が見られますが、
クサガメは久しぶり。
ただ、このイシガメは甲羅にマークがなく、井の頭では初記録。
人に慣れすぎているような感じで、ちょっと放流された疑いもあります。

クサガメは日向ぼっこしている姿もあまり見かけないので、
こちらもちょっと怪しい個体。

久しぶりに嗅ぐ、クサガメ臭。

いいにおいではありませんが、ちょっと癖になります。
青臭い感じの爬虫類臭。
黴臭くて、青臭い、アオダイショウのにおいよりは
ちょっと親しみやすいかも。


オレンジ足

土曜日は井の頭池のウォッチングツアー。

今月はテーマはカイツブリ。
始まる当初は日差しがあって、暖かかったのですが、
だんだん雲が広がり、寒くなってきました。

参加者は30名弱。
2班に分かれて、カイツブリや他の水鳥を観察します。

カイツブリは営巣はまだ。
ただ、数は多いので、あちこちで見られます。

桜の咲くころには営巣、抱卵のシーンが見られそうです。

1羽か2羽来ている、バン。
枯れたガマの上で食べられる植物を探しています。

オオバンの方が数は多め。
いつも何か食べている印象ですが、こいつはちょっとお休み中。

マガモも枝のお休み中。
陸に上がると、オレンジの足が目立ちます。

数多め

10月最初の週末は好天に恵まれました。

日曜日も朝からいい天気です。

日曜日は10月最初のザリガニ駆除の日。
池の上はさわやかです。

公園のベンチで楽器を演奏している人の生演奏を聴きながらの罠上げ。

大量にはいったヌカエビ。
小さいので、ぱっと見は、それほど多い印象はないのですが、
数え始めると大変。100匹以上います。


立派なナマズ。

立派なギンブナ。

在来種はかなり増えていますが、
アメザリは相変わらず。


夏が終わって涼しくなったので、とれる数が増えました。

しかも大きな個体ばかり。
毎週、毎週、数百匹採れるのが不思議です。

全員集合したら、とんてもない光景になりそうです。

置き土産

連休最終日は台風が去り、いい天気になりました。
雨のおかげで、井の頭公園のくみ上げ井戸が溢れ、
公園の一部が水浸しです。

鳥調査ですが、水鳥が少ないので、時間は短め。
冬鳥はまだ来ておらず、カルガモの数も少なめ。
カワセミは最近よく見かけます。

カイツブリも一つがいが抱卵中。
園路からよく見えるところに、卵3つ。

台風の置き土産なのか、陸上のあちこちにアメザリ。
後ずさりしながらの威嚇ポーズ。

叢で息絶えた個体。

陸上で息絶えた個体。

柿も色づいてきました。

傷んだ羽

8月の鳥調査は夏時間で、普段よりも1時間早く630開始。
土曜日は秋の気配はどこへやら、朝から湿度が高くて蒸し暑く、
じっとしているだけで汗が流れます。

ここのところ、ちょっと数がすくなかったゴイサギ。
今回は数が増えていました。

幼鳥のホシゴイ。
水面からちょっと距離があるところで何かを狙っています。
トンボか何かでしょうか。

カイツブリは営巣中のカップルはいなくなりましたが、
子育て中はまだあちこちに。

今年もたくさん雛が育っています。

数がふえてきたカルガモはあちこちに。
陸で休んでいる個体も多くいます。

こいつは風切り羽が生えかわり中。
換羽中は飛べなくなるようなので、今がチャンス。(何の?)

こちらは羽がちょっとボロボロのミンミンゼミ。
手の届くところで鳴き始めたので、すぐに捕まえられます。

ゼミは当初は高いところで鳴いていて、姿を見せず、
だんだん低いところで姿を見せてくれるようになる気がします。

池中の草刈り

表面を覆っていたコカナダモは少なくなりましたが、
水中にまだまだ溜まっています。

引き網を使って、コカナダモ取り。
人海戦術です。

岸に放置する訳にもいかないので、人目につかないところまで運搬。
水を含んで重いので、運ぶのも大変です。

8月に入って、ザリガニは少なめ、と言いながらもまだまだ取れます。
最初のかいぼり直後の夏には、1回の活動で十数匹という日もあったのですが、
それに比べると、桁違いです。

最近遮光籠によく入っているのがスッポン。

お茶の水池の下流域はかなりの確率。

1籠に3匹。元気な盛りです。

夏の草刈り

朝から気持ちのいい青空。
初夏まで池を覆っていたミドロ+コカナダモは随分減りました。

厚く覆っていた部分も薄く少なくなったので、
カルガモが通った跡が道になっています。

月に一度の水辺整備作業。
ラグビーやコロナでサボっていたので、久しぶりの参加です。

今月は浅場の草刈り。
水に浸かりながら、浅場の葦等を刈ります。

胴長の中に汗がたまり、いい運動です。

作業前。

作業後。

作業が早く終わったので、熱中症になる前に終了。

あとはビールです。

羽抜け

8月の井の頭池鳥調査。
春から初夏にかけて少なかったカルガモの数が増えてきました。

前から見ると、丸々とした胴体がかわいくて好きです。

ちょっと違和感があるなと思ってよく見ると
風切り羽がありません。

換羽の季節で、風切り羽が抜け落ちています。
骨がのぞいているようで、痛々しくみえます。

池に落ちている風切り羽。

このちっちゃくてかわいい羽はどこのかな。